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思考の泡

プログラミング、サイエンス、その他日常のことをゆるゆると

平成ポエム体の憂鬱

自分でブログを始めると他人がどんなブログを書いているか気になるものです。時々人様のブログ覗かせてもらったりしています。

そんな中でどうも気になる、というか理解できないのが、無意味に改行の多いブログが目につくことです。一文ごとに改行しているのはまだいい方で、文章の途中で改行しているもの多くあります。句読点の代わりに改行を使っているようなものもあります。どこかでこういう書き方を推奨している所があるのでしょうか?不気味なくらいこの手のブログが増殖しています。詩でも書いているつもりなのでしょか?個人的にこれを平成ポエム体と呼んでいます。

極端に左寄りでいたずらにスクロールを要求し、読みにくいことこの上ありません。一般的な傾向として、この手のブログは文章も稚拙で、内容も薄いものが多いような気がします。はっきり言って頭悪そうです。書いているご本人達はどう思っているのでしょうか?まあ文章から想像するに、そこまで知恵が回るとも思えません。何も考えていないのでしょう。

日本語の体をなしていないのに加えて、HTML的にも滅茶苦茶です。ソースを見てみると色々なパターンがあります。基本は<br />タグで改行していますが、各行に<br />タグが三つも四つも入っていたり、中には各行毎に<p></p>タグで区切っていたり、更に<div></div>で区切っていたりと実に様々です。

簡易編集機能を使っているのでしょうし、そもそもHTMLを理解するくらいの知恵があればこんな馬鹿けた書き方はしません。如何に変態的な書き方をしているか、まあ本人たちは意識すらしていないでしょう。

やはりこの手の文章に不快感を感じている人は多いようで、「ブログ 改行 多すぎ」などで検索するといくらでも記事が出てきます。

スマホなどから投稿するとこうなるだとか、広告スペースを設けるために改行を多くしているだとか、改行を多くすることでビューカウントを増やせるだとか、色々と都市伝説みたいな意見も見られますが、どれもあまり説得力がありません。

日本語と英語意外の言語は解しませんので断定的な事は言えませんが、この書き方は日本語特有の現象の様に思えます。多分2ちゃんねるあたりの書き方から来ているのかも知れません。

ブログの文章には紙に書く文章とはまた異なる文体があって然るべきだと思います。例えば、段落は紙の文章より短かくする傾向があります。画面上では改行の無い文が数十行も続くと読み飛ばしたくなります。かと言って一文毎に改行するのはやはりやり過ぎですが。

 Web文化が生み出した新しい文体と捉える事もできますが、文体とはそもそも表現方法を指すものです。単なる無知から来る、表現方法以前の問題であるポエム体を、例えば「村上春樹の文体」などと同列に語るには、あまりにも「文体」に失礼な気がします。

 

本田勝一氏の「日本語の作文技術」の中で、日本語のダメパターンを「無神経な文章」としてこき下しています。平成ポエム体は読み手の事を考えない新しい形の「無神経な文章」です。自分では決してこの様な文章は書くまいと心に決めています。