思考の泡

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突っ込み所満載の言い訳会見

東京都知事と金銭スキャンダルというのは切っても切れない関係にあるようです。

 

先日の舛添都知事のあまりにも突っ込み所満載の釈明会見、ブログネタを提供してくれる有り難い存在です。あれだけで何百というブログ記事が書かれた(書かれる)ことでしょう。

 

まずあれだけ弁舌爽やかに淀みなく謝罪されると、「心からお詫びします」という発言とは裏腹に、やはり謝罪感というものがまったく伝わってきません。汗だくになりながらしどろもどろになっている猪瀬前知事や、訳が分からなくなって号泣してしまう野々村議員の方がまだ人間味があるような気がします。ああいうプライドの高い人の謝罪というのはあれが限界なのかなとも思います。

 

それにしても二年続けて予約までして行った家族旅行が、人数も内容も明かせないような会議をちょっとしただけで公務になってしまうというという無茶苦茶ぶり。重要な会議であったことを強調していた割には、子供と遊んだことは憶えていても、「(会議が)1時間だったか2時だったか終日だったのかは記憶にない」という有様。事務所関係者が参加していたと言っていましたが、正月に急遽木更津まで呼び出され、会議が終わったらじゃあお前らは帰れなどと言われた事務所関係者も気の毒なことです。まあそんな人が本当にいればの話ですが。

 

よく家族会議でもしてたんじゃないのと揶揄するの声を聞きますが、あれは舛添知事の脳内会議だったんじゃないか多くの人が思っている事でしょう。

 

それにしても舛添知事、一連の金銭問題ですっかりブラックなイメージが付いてしまいましたが、今回の会見は致命的だったと思います。国民感情を逆撫でしただけで、流石にあのお粗末な内容では擁護する声はまったく聞こえてきません。勢いづいている文春のことですから二の矢、三の矢を放ってくるかもしれません。果たして耐えられるでしょうか?